1992年初頭、リッタ・ハルメが新CEOに就任しました。ヴィータサーリには、15名の従業員からなる新工 場がオープンしました。この頃、サヴォッタ(サボッタ)は大手小売店向けに特注モデルの製造をはじめました。リュックサックの商品ラインナップは、内側に金属製のバックサポートが付いた解剖学的モデルにも広がりました。
90年代には、子ども向けのかばんが人気製品の一つとなり、さらにハイカーや専門家向けのマップケースも 作られるようになりました。1995年、Finn-Savotta Oyは、フィンランド国防軍によるISO-9001-2000規 格の審査を通過した最初の繊維企業の一つでした。
90年代にはサヴォッタ(サボッタ)の製品ラインナップに、当時人気のアイテムだった寝袋も加わりました。フィンラン ドの冬は寒いため、サヴォッタ(サボッタ)は寒冷地でも使用できる製品を作る必要がありました。テントメーカーとし て、サヴォッタ(サボッタ)は寒い冬にテントを暖めてくれるものが必要だったため、カルストゥラの工場でサヴォッタ(サボッタ) ストーブの製造を開始しました。また、冬をテーマにスキーヤー向けのそりも作られるようになりました。
アラン・ハルメ(1925-1994)
1980年代末、アランは深刻な病気を患い、回復には時間がかかったものの一命を取り留め、ヴィルップラ の牧場で手仕事をしていました。90年代初頭に病気が再発し、1994年5月、アランは亡くなりました。